Deep Research はこの半年でかなり進みました。コネクタと MCP を多く備え、数分で長いレポートを出せる製品はもう珍しくありません。自分たちの仕事で使ってみると、止まる場所はだいたい決まっていました。
画像、文書、マインドマップ、動画などを生成できるプラットフォームをつくりたいと考えています。一つの原稿を仕上げるために、いくつものサービスを覚え、いくつもに料金を払わなくて済むようにします。
止まっていたところ
1. 必要なソースが、最初から一覧にない
コネクタと MCP は十分あるように見えます。実際に欲しい資料は社内ドキュメント、ニッチなサイト、ログインしないと見られないアプリにあり、既定の一覧には入っていません。
つなぐには MCP を自作することになります。認証、API の変更、その後の保守です。一度の調査のためにそこまでやるチームは少なく、そのソースは調査の外に残ります。
2. リンクは集まるが、本文はほとんど読まれない
検索できるサイトは以前より増えました。それでも多くのツールは抄録とスニペットで止まり、ページそのものは開かれません。
エージェントが本文を読んでいなければ、結論は見出しと要約の上に載ります。文章としては整っていても、根拠は薄いです。
3. 引用がリンクで終わり、その文とつながらない
レポートに参考文献はあります。開くとページに着地することが多く、ある一文を支えている段落は自分で探すことになります。
照合に時間がかかります。「リンクがある」ことを「根拠がある」と受け取りやすくもなります。
4. 書き終わったあと、別のソフトで仕上げることになる
調査の成果は、いつも長い文章とは限りません。レポートのこともあれば、構造図、フロー、一枚の画像のこともあります。
それが文章として返ってくると、次は普段使っている編集ソフトへコピーします。レポートを直す、構造を組み直す、フローを描き直す、画像を修整する、作業が分かれます。出典、階層、レイアウトは移すときに抜けやすいです。生成で手に入るのは下書きで、その後の修正が作業の本体です。
どうしたか
SpanSearch は次の前提で作っています。ソースは使う人が決める。ページは最後まで読む。重要な結論は元の段落に戻せる。生成したあとは、そのまま直せるエディタに置く。
ソースのために、先に MCP を作らなくてよい。
組み込みコネクタとカスタムデータソースは同じ一覧にあります。ブラウザコネクタで、普段開いているサイトを追加できます。カタログにないものも含みます。調査を始める前に、今回検索してよいソースを人が決めます。
範囲を広げてから、ページを読む。
まず複数のソースをあたり、その後ページを開いて本文を読みます。結論は読んだ内容に基づきます。要約ではありません。
引用は段落まで示す。
重要な結論はソースに戻り、対応する段落を示します。確認のときに全文をもう一度探す必要はありません。
データはこのマシンに置く。
会話、ライブラリ、カスタムソースは、使っているデバイスに残すのが既定です。検索は深くでき、資料をクラウドのライブラリにしなくて済みます。
結果ごとにエディタを分けたのは、直す操作が違うからです。
エディタを足したのは、調査が終わったあともほぼ必ず手を入れるからです。レポート、構造、フロー、画像の修正は同じ操作ではありません。
チャットで次の稿を出させることはできます。枝を動かす、矢印をドラッグする、画面の一部だけ変える、ベクターの形と文字を調整する、これはチャット欄ではできません。別のソフトに貼ると、さっきの出典と文脈が分かれます。だから結果は対応するエディタに入り、元のデータを直します。
ドキュメントエディタは調査レポート用です。初稿の文言と構成は、たいてい動きます。別の文書ツールに貼ると、文と出典の対応が切れます。同じ一篇で直せば、どの文も元の段落に戻れます。直してから渡します。
マインドマップエディタは構造用です。テーマを開くと枝と階層になり、貼り付けられるアウトラインではありません。別のマインドマップに移すと、木を作り直すことになります。この図の上で枝を動かし、子トピックを足し、階層を調整します。持ち出すときは Xmind と行き来できます。
ホワイトボードエディタはフローと構成用です。箱と矢印の図です。文章で説明しても、キャンバスには描き直すことになります。生成されたレイアウトを残し、その後はドラッグ、整列、重なりをほどく作業です。
画像エディタは、生成したあとの画面用です。直すのは文字、主題、背景、または一部の領域であることが多いです。そうでなければプロンプトを書き直すか、レタッチ用のソフトに書き出します。元の画像で、触っていない部分はそのままです。
ベクターエディタはアイコン、イラスト、図解用です。文書に入れ、拡大して見ます。ビットマップはぼけやすく、形や文字を一つずつ直しにくいです。ベクターにしたあと、同じ図の上で形、文字、階層を直します。普通の画像をベクターに変換して続けることもできます。
だれ向けか
資料が社内システムやログインの必要なサイトにあり、結論は照合でき、渡す前に自分で直す。SpanSearch はその使い方に合わせてあります。成果はレポート、マインドマップ、ホワイトボード、画像、ベクターのどれかで、今回何を渡すかによります。
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